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80年続く連続ドラマを一緒に見ないか?

野球は人生そのもの。そういうシーンに出くわすと涙もろくなる年頃のプロ野球観戦記。タイトルは中日ファンの作家である奥田英朗さんの名言を一部お借りしています。

元メジャーリーガーに会いにテキサスへ 阪急の助っ人バンプ・ウィルス

かつて阪急ブレーブスにいた助っ人外国人バンプ・ウィルス。

先日バンプに会って一緒に野球を見てきまして、記事を新ブログにて更新しました。

バンプのことを覚えている人がいれば(いるのか?!)、ぜひお読みください!


http://koto1.com/archives/1326

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ブログを引越ししました

長らくお休みしていたこちらのブログですが、別で運営していたもう一つのブログに統合することとしました。

 

今後は、こちらのブログにてよろしくお願い致します。

http://koto1.com/

 

このブログでは野球以外の記事もたくさん書いていますので、見づらい部分も多いかもしれませんが、遊びに来てくださると嬉しいです。

 

今まで見に来てくださった方々、どうもありがとうございました!

 

さっそく野球記事を更新しています。

 

黒田博樹新井貴浩の涙。2016年9月10日、広島カープ優勝!
http://koto1.com/archives/1003

2016年7月8日 秋山幸二始球式@台南

世界の野球 西武
 

台湾プロ野球統一・セブンイレブン・ライオンズというチームがある。
ライオンズ繋がりということで、この統一ライオンズ西武ライオンズの友好記念試合が行われることとなった。

統一ライオンズのホームで行われる記念試合では、統一ライオンズの監督であり、西武ライオンズの黄金時代を先発ローテーションとして支えた郭泰源との縁で、元チームメイトの秋山幸二が始球式をするという。

私も台南まで駆けつけることにした。 

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2016年7月3日 7年ぶりのエリーゼのために

ロッテ
ロッテ応援団のジントシオ氏が勇退すると聞いたとき、とても驚いた。
2016年の新しい団長が旧応援歌を復活すると発表したとき、さらに驚いた。
今シーズンは必ず幕張に行こうと心に決めた。
 
 
待っていたその瞬間は4回裏に訪れた。
2アウト2塁3塁から田村龍弘がセンターへツーベースを放ち、ロッテが2点先制。
トランペットが「エリーゼのために」を奏でる。
その曲に合わせて「千葉!ロッテ!マリーンズ!」の大声援が響き渡る。
先制の喜びが伝わってくる。
 
「ああ、違和感ないな」と最初に思った。
「やっぱりこの球場に、この応援は似合う」と思った。
7年ぶりに球場で聞いた「エリーゼのために」はそれほど自然だった。
この応援は、2009年を最後に封印されていたのだ。
 
2009年、不穏な空気はシーズン当初からあった。
当時の監督、ボビー・バレンタインが2009年いっぱいで退団することが取りざたされ、それに反発した一部のファン(MVPという団体だ)が激しいフロント批判を行っていた。
2009年9月25日、MVPは、マリンスタジアムのライトスタンドにフロントを汚い言葉で罵った横断幕を掲げた。
その翌日はさらにエスカレートし、球団フロントの名前とともに「全員死刑」という言葉を書いた横断幕を掲げた。
その日、ヒーローインタビューに選ばれたロッテの一番打者、西岡剛はライトスタンドに呼びかけた。
「スタンドの歓声を聞いて、大人になったらこういう所でプレーをしたいと思って頑張っている子供達もいます。その子達の夢を崩さないでください。」
その訴えに対してMVPが出した答えは、西岡剛の応援をボイコットすることだった。
 
2009年9月27日、マリンスタジアムのライトスタンドには、西岡剛を中傷する横断幕が掲げられた。
西岡剛が打席に立っても、外野応援団はトランペットも太鼓も叩かず、応援を一切行わなかった。
それ以外のライトスタンドのファンは大声で剛コールを送り、自主的に応援を始めた。
応援団は、そのファンの応援を邪魔するかのように無関係な音を出す。
その邪魔な音をかき消すために、ファンの声援はますます大きくなる。
見かねた対戦相手のオリックス応援団がロッテファンの声援を太鼓でアシストする。
ロッテの応援団はトランペットでアウトコールを奏でる。
ついにMVPとロッテ外野応援団に対して、帰れコールが巻き起こる。
この日のマリンスタジアムはカオスだった。
 
MVPと外野応援団は2009年限りで解散し、翌年からは2004年まで応援団長を務めていたジントシオ氏がロッテの応援団に復帰した。
ジントシオ氏はMVP時代のほとんどの応援を封印した。
そのことについて批判を浴びせるファンもいたが、身勝手な自己主張を続けていたMVPを断つにはそうするしかなかったのだろう。
あの難しい時期の応援団長を引き受けたジントシオ氏には頭が上がらない。
そして新しい応援団を育て上げ、今回のバトンタッチになったのだろう。
 
新しい応援団長は旧応援歌復活について「歴史を繋げる」という表現をしている。
しかし、応援歌を復活させただけでは歴史は繋がらないとも言っている。
大切なのは、皆が優勝へ向け気持ちを合わせて応援することです。そうすることで、初めて歴史は繋がると思います。」
 
ロッテの応援歌の「マリンに集う我ら」という歌が好きだ。
  ♪千葉マリンに集う我らと 波の彼方 同じ夢を誓う
選手とファン。ファンの中にも毎試合通うファンもいれば、年に一回来れるか来れないかのファンもいる。
いろいろな立場の人がいろいろな場所から同じ球場に集まって同じ夢を見る。
大好きな球団の大好きな選手の笑顔が見たい。シーズン最後に最高の喜びを皆で味わいたい。
そんなシンプルな夢だ。
 
2016年7月3日、私はあの悲しい日と同じ組み合わせ、ロッテ×オリックス戦を見た。
皆が自分の応援するチームを応援していた。
ロッテは2009年のあの日を知らない新しいファンも古くからのファンも一緒になって、ロッテ特有の一体感のある応援をしていた。
オリックスはプロ初出場の園部が決勝タイムリーを含む2安打を放ち、新しい時代を感じさせた。
悲しい記憶を乗り越えて、今日も私たちは球場で夢を見る。

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2013年11月18日 アジアシリーズ@台北

世界の野球

台湾での観戦2戦目は、台北に移動しての楽天ゴールデンイーグルスvsオーストラリアのキャンベラ・キャバルリー戦。

オーストラリアのチームを生で観戦するのは初めてだ。

近所の台湾でオーストラリア戦が見られるとは、すごいぞ、アジアシリーズ

 

キャンベラ軍は前日のボローニャとは違い、守備が安心して見ていられる。

そうなると次は打撃!

例えばこちら、キャンベラ軍のホームランバッター、マーフィー。

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見事に足と腰と腕がバラバラ。

でも、このフォームでガンガン飛ばすのだから、相当の怪力の持ち主と思われる。

ただやはりキレのある球には差し込まれる模様。

彼が10代の頃にちゃんとしたコーチに見てもらって、腰の回転を腕に伝えるようなフォームを身に付けていたら、どんなにかすごいバッターになっていたか。。

 

そのキャンベラ軍が、なんと決勝進出!
まさか決勝に勝ち進むのが台湾とオーストラリアになるとは思っていなかった。
この決勝戦、統一ライオンズの投手次第では面白い試合になりそうで、もっと長く台湾にいれば良かったと激しく後悔中!!

 

※写真2:キャンベラのマスコットは渋いおじさま

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※写真3:日本からはクラッチも参戦(クラッチーナも来てました)

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2013年11月17日 アジアシリーズ@台中

世界の野球

まさか台湾でイタリアの野球チームが見られるとは、アジアシリーズ凄い!!

というわけで、台中の州際球場にて統一ライオンズ(台湾)vsフォルティチュードボローニャ(イタリア)戦観戦。

 

ボローニャは、2008年にイタリアまで見に行っている。

その時見たのはイタリアリーグ戦の終盤、日本でいえばクライマックスシリーズに相当する試合だったので、手に汗握る戦いを期待していったのだが、予想とは違う種類の汗をかくことになった。

なにせ、ピッチャーの投げるボールはストライクが入らない。

バッターが振り回すバットにはボールが当たらない。

そしてキャッチャーはピッチャーの投球をキャッチできない。

その結果、何が起きたかというと、

一番バッター・振り逃げ、二番バッター・振り逃げ、三番バッター・振り逃げ、四番バッター・ヒットで3点獲得、といった投手戦でも乱打戦でもない今までに見たことのない試合展開で、底知れぬ野球の奥深さに茫然としたのだった。

この時の衝撃が、今でもこうやって我々夫婦を世界野球ツアーに駆り立てているのであるが。

 

さて、ボローニャの先発はアルバラート。

ジオと言った方が日本では馴染みがあるだろう。

広島とDeNAにいた、あのジオだ。

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今回、ボローニャアジアシリーズ参加に向け戦力を補強した。

ジオも急遽追加となったメンバーである。

アジアシリーズで好投すれば、また日本から声がかかるかもしれない。

ジオにとってはそういうチャンスの場でもある。

…であったのだが、残念ながら投球にキレがない。

なんとなくぼやけた投球内容で統一軍に打ちこまれてしまった。

 

ジオは残念だったがボローニャ軍全体に目を向けると、5年前よりは野球の質が上がっている。

しかし、10-0のコールド負けを喫してしまうくらい、守備がまだまだ!

まず、内野守備の要のセカンドがへっぴり腰でチーム全体がグタグタになっている。
そして、外野が全ての打者に対して深く守るのでポテンヒットを献上しまくっている。
この2点を改善するだけでも点数は取られにくくなるのではないかと素人目にも感じられる。

 

だけど、こう思えること自体がとても進歩!

2008年のときは全員がグダグダだったから、改善なんてどころではなかった…。

そして前回はチームとしての連携が守備でも攻撃でも感じられず、野球というよりボール遊びが大好きな個人の集まりだったのが、今はまとまりが出て来て、野球というチームスポーツになっていた。

ちゃんとしたコーチがいなく、お手本となるような選手が身近にいるわけでもなく(去年はGG佐藤がいたけど)、メジャーリーグ等の中継すらほとんどないイタリアで、よくぞここまで野球がうまくなったとしみじみ。

 

そして何より、アジアシリーズに参加してくれたのが嬉しい!

もともとアジアシリーズはアジア最強の野球チームを決めるチャンピオンシップなのだが、参加を辞退した中国の代わりに欧州リーグ最強のチームとして参戦してくれたのだ。

ボローニャを誘った時の返信はこのようなものだったらしい。

アジアシリーズへの招待を嬉しく思います。主催者(台湾野球連盟)の欧州リーグへの関心に大変感謝します。ボローニャはこのような招待を受けることができ光栄に思うとともに、この機会を大切にしたいと思います」

 

参加するといっても、簡単ではない。

イタリアのプロ野球選手は給料がほぼ出ないため、本職を別に持っている。

そして資金を賄うためにスポンサーを必死で集めたのだろうということは、ユニフォームに書かれたたくさんの企業名から想像ができる。

短期間でスポンサーを集め、戦力を補強し、そして会社を休んでまでアジアに野球をしに行こうと考えてくれるなんて、個人もチームもよっぽど野球が好きで、うまくなりたいに違いない。

遠く離れた国にもこんなに野球が好きな人がいるなんて嬉しくて嬉しくて、台湾まで来た甲斐あったと感じたのだった。

 

ボローニャ軍のマーク

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統一ライオンズのマーク。
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2013年10月13日 桧山進次郎、現役最後の打席でHRを放つ

阪神

「僕にも野球の神様がついていてくれたのかな。」

桧山進次郎は現役最終打席で放ったホームランをそう振り返った。

このとき桧山は、10月8日に行われた横浜DeNA戦を思い出していた。

阪神のレギュラーシーズン最終戦であり、横浜の小池正晃引退試合でもあった一戦である。

 

 

引退試合に先駆けて会見を行った小池は、現役最終打席について問われてこう答えていた。

「理想はホームランですが、まともに立っていられるかもわからないので、とにかく全力のスイングをしたいです」

それまでに小池が13年間のプロ生活で打ったホームランは53本。

1年間で60本打ったヤクルトのバレンティンは別格としても、強打者と呼べる成績ではない。

これは小池自身がチームバッティングで生きることを選んだ結果なのだが、もともとはパワーのある選手。やはり最後は思いっきりバットを振りたいのだろう。

 

そんな小池の最終打席。

目に涙が浮かび、まともに球が見えていないだろう状況で、言葉通りの全力のスイングをした。

あまりに全力過ぎて勢い余ってよろめき、慌てて走りだす視線の先で、打球はレフトスタンドに吸い込まれていった。

涙を流しながら、ゆっくりとダイヤモンドをまわる。

小池はこの日、4打数3安打うちホームランが2本という輝かしい成績で現役生活を終えたのだった。

 

この劇的な引退試合を目の当たりにして、桧山は胸を熱くした。

試合後、こう語っている。

「小池はずっと、がんばってきてね。ここで2本打つんだから。野球の神様もいるんやなと思った」

既に終了した桧山自身の引退試合では、打ちたいという気持ちがスイングを固くして外野フライ2本と一塁ゴロという散々な成績だったのだ。

 

しかし阪神にはまだCSが残っている。桧山が打席に立つチャンスはまだある。

 

そして今日、ついに桧山にも現役最終打席が訪れた。

9回裏、2アウト。

代打を告げられた桧山がゆっくりと打席に向かう。

阪神は5点差で負けており敗色濃厚。

桧山もこれが自身の最終打席と分かっているのだろう、プレッシャーのないすっきりとした表情で打席に入り、ミコライオの投じた2球目に向かって無駄な力を入れずにバットを振りぬいた。

打球はぐんぐんと伸びていく。

打った本人も驚くほどボールは伸び、阪神ファンの待つライトスタンドへ飛び込んでいった。

 

桧山はこの2年ぶりのホームランについてこう話した。

「正直、あまりにもいい打ち方ができすぎて、自分でも驚いた。 もう一回、ああいう打ち方をしろと言われてもできない。22年間で一番のホームランかもしれんね」

最後の最後に、野球の神様は桧山に微笑んだのだ。

 

野球の神様は、頑張らない選手のところには来ない。

気合が入りすぎて身体が固くなっている選手のところにも来ない。

人事を尽くして天命を待つ、とはこういうことなのだろうと思う。

そして気づく。

人事を尽くすことより、無心になって天命を待つことのほうが難しい、ということに。