80年続く連続ドラマを一緒に見ないか?

野球は人生そのもの。そういうシーンに出くわすと涙もろくなる年頃のプロ野球観戦記。タイトルは中日ファンの作家である奥田英朗さんの名言を一部お借りしています。

2006年3月21日 WBC終了

とうとうWBCが終わった。
いろいろ問題点も感じたけれど、素晴らしい試合をたくさん見れたことが素直に幸せ。
子供の頃は、王や長島の全盛期をタッチの差で見れなかったこと等をとても口惜しく思ってきたから、今、球史に残るであろう試合をリアルタイムで見れたことが、本当に嬉しい。

今日の試合で一番感動したのは、あのエラーが続いた回の西岡だった。
球を落として茫然とする川崎宗則に西岡が笑顔で話しかけたこと。
その直後にもう一度川崎がファンブルしたときは必死でフォローしてたこと。
またその直後に球を落として頭に血が上りかけた渡辺俊介に笑顔で歩み寄ったこと。
こういう影のフォローから、選手達が、野球を、この試合を、このチームを大好きで楽しんでいるということが伝わってきて、泣けてきた。

こういうシーンはスポーツニュースをどれだけ見ても映らない部分だから、リアルタイムで見られて良かった。

素晴らしい試合を何試合も立て続けに見たせいで、もう秋が来たような満足感を得てしまった。
今週末が開幕だなんて、どうも信じられないぞ。