読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

80年続く連続ドラマを一緒に見ないか?

野球は人生そのもの。そういうシーンに出くわすと涙もろくなる年頃のプロ野球観戦記。タイトルは中日ファンの作家である奥田英朗さんの名言を一部お借りしています。

2006年10月1日 楽天×ロッテ@フルスタ カツノリ篇

今日は楽天の2年目最終戦。
そしてカツノリの引退試合でもあり、もちろん先発マスクはカツノリ。

ところで、いったいいくつ盗塁されたんだ。
4盗塁目までは数えてたんだけど、結局6つくらいされたような。 

盗塁をほとんど刺せないカツノリへのヤジは最近ひどく、カツノリ起用懐疑派の私でさえも聞くに堪えないものだった。
笑えないヤジは、ただの悪口。
この違いは大切だと思う。

どうやらロッテの選手は、カツノリに花を持たせようと思ったらしい。
塁に出たランナーが積極的に走ってくる。
1盗塁目。そして2盗塁目。 
必ず走ると分かっているのに、カツノリの送球がセカンドに届くのはロッテのランナーより後だ。

 

さすがに今日はヤジは自粛しようという雰囲気が球場全体にあった。 
相次ぐ盗塁にも「今日さえ我慢すれば・・・」というかのように球場内が静まりかえる。 
今まで考えたことがなかったが、ほぼ満員の観客が無言になるのはヤジやブーイングより重苦しい。 
対戦相手が応援の声がよく通るロッテだったので、ロッテファンの盗塁成功を喜ぶ声が逆に球場内のイヤな雰囲気を消してくれている状態だ。 


そして3盗塁目。
だんだん観客は我慢できなくなってきた。
球場に起きる失笑。そして爆笑。

そして4盗塁目。
ついに我慢の限界が来た。
ヤジとブーイング解禁!

結局、ベニー以外の全ランナーが盗塁を決めた。 
5本ヒット打たれたうち2本がホームランで、それで6盗塁・・・ここまで走られるとは誰にでも出来ることではない!
もう完全にカツノリの盗塁ショーである。
これはこれで一般的な引退試合とは全く違う趣きの試合を充分堪能したのだと思う。