80年続く連続ドラマを一緒に見ないか?

野球は人生そのもの。そういうシーンに出くわすと涙もろくなる年頃のプロ野球観戦記。タイトルは中日ファンの作家である奥田英朗さんの名言を一部お借りしています。

2011年11月18日 対照的なオーナーに思う

ソフトバンクvs中日の日本シリーズが佳境である。
投手王国同士の戦いらしく緊迫したゲームが続く中、観客席に気になる顔がある。
ソフトバンクホークスのオーナー、孫正義氏である。

シーズン中からホークスの勝敗に一喜一憂するツイートをしまくっていた彼は、この日本シリーズは本拠地だろうと敵地だろうと駆けつけ、勝利の際は子供のようにはしゃぎ、選手をねぎらっている。

対する中日。
シーズン終盤に「負けて喜ぶ球団社長」という新聞記事が出た。
アンチ落合で知られる中日球団社長が中日の負け試合の後に球場内でガッツポーズをしていたというのだ。

 

選手にとっては勝利に結びつく貢献をすることが自分の価値を上げることにつながる。その上司である監督はチームを勝利に導くために知恵をつくす。
更に、その上役であるフロントが勝利を大喜びするチームがあり、またその一方で、勝利を喜ばないチームがある。

 

前者のチームはリーグ優勝の際、胴上げの輪にオーナーを招き入れ共に喜んだ。
後者のチームはフロントへの反骨心でリーグ優勝したと言われている。

 

あの人を喜ばせたい、という気持ちも、
あの人を見返してやりたい、という気持ちも、
どちらもモチベーションに繋がる思いだ。

私個人でいえば、
あの人を見返してやりたいという気持ちがあると、瞬発力が発動されるが、
長期にわたってモチベーションを保つためにはあの人を喜ばせたいという気持ちが必要となる。

 

さてどっちが勝つか。

今夜も好ゲームを期待!