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80年続く連続ドラマを一緒に見ないか?

野球は人生そのもの。そういうシーンに出くわすと涙もろくなる年頃のプロ野球観戦記。タイトルは中日ファンの作家である奥田英朗さんの名言を一部お借りしています。

2012年7月20日 中村紀洋の出囃子(登場曲)

近鉄

祝、中村紀洋オールスター初戦MVP!

そして、大阪ドームでのホームランをありがとう!

 

ノリは中日時代から、打席に入る際の登場曲に暴れん坊将軍のテーマを使っている。
この曲は、近鉄バファローズの応援団がチャンスの時に演奏するチャンステーマだった。

近鉄のチャンステーマには、有名なタオル踊りを含め数種類あるのだが、この暴れん坊将軍のチャンステーマが一番特別なものだった。
試合終盤、「ここで一発出れば逆転するぞ!」といった、ここぞというシーンでのみ歌われる歌なのだ。

そして、そういう痺れる展開の時に、一番打席にいて欲しいバッターがノリだった。
この歌を、何度ノリに向けて歌ったことか。
そして何度ノリは期待に応えてくれたことか。

野球の応援は自分の自己満足でしかないと思っていた。
打席に入ると集中して何も聞こえなくなるという選手は少なくない。
それでも声を張り上げて応援歌を歌う。

 

だから近鉄が消滅し、オリックスをゴタゴタを経て退団し、中日に拾ってもらったノリがこの曲を登場曲に選んだと聞いてびっくりした。
育成から支配下契約を勝ち取り、野球人生においてのリスタートの場面で、打席に入る前に自分を奮い立たせる曲として選んだものが、あのチャンステーマの曲だったのだ。

あのときの大阪ドームの歌声がノリに届いていたのだろうか。
少しは力になっていたのだろうか。

 

この件についてのノリのコメントを聞いたことがないので、この曲を選んだ真相は分からない。
でも、中日を退団し、楽天、横浜と移籍する中でもずっとこの曲を使い続けていることが、近鉄をいまだに忘れられない私を励ましてくれている。

 

♪燃やせ男の 血は熱く 豪打いてまえ 猛牛打線