80年続く連続ドラマを一緒に見ないか?

野球は人生そのもの。そういうシーンに出くわすと涙もろくなる年頃のプロ野球観戦記。タイトルは中日ファンの作家である奥田英朗さんの名言を一部お借りしています。

2007年9月19日 コユキ舞う秋

今日は東京ドームにて日ハム×楽天戦を観戦。
ダルビッシュ×田中将大の好カードだが、今日の注目選手は今期での引退を表明している田中幸雄
私が小学生の時からいた選手で、もう随分長いこと見ているから、幸雄さんがいないプロ野球なんて想像つかない!

試合は、日ハムが初回に先制し、終始日ハムペース。
楽天もチャンスは作るが、いい当たりはことごとく野手の正面に飛び、点が入らない。
どうやら東京ドームの神様は幸雄さんのことが好きらしいので、今日の勝利はハムに譲ることにした。
そして大歓声を浴びつつ打席に立った田中幸雄のタイムリーで試合は完全に決まった。

試合後。

目を赤くしながらも、一気にファンへ感謝の気持ちを伝える幸雄さん。
挨拶終了後、さっさとベンチに引き上げようとするあたり、さすが彼らしい。
でもBBに促され、ライトスタンドまで走る。
応援歌で迎える日ハムファン
横を見たら、楽天の応援団も一緒に振り付きで歌っていた。
試合中は違うチームのユニホームを着て違うチームを応援していても、それよりまず野球が好きだから、ライバルチームの選手でも讃えたいし、今までたくさんいい試合を見せてくれてありがとうと思う。


毎年、選手の引退が発表されるこの季節はせつない。
秋が来るたびに同じことを思う。
今日の場合はまだ残り試合があるし、ペナントの行方もわからないけど、でもせつない。
東京は東北に比べて季節の変わり目がぼんやりしてるから、ここ数年は球場で秋を感じる。

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