2009年07月20日 抑え、田中将大
今日の楽天-ソフトバンク戦。
9回表が終了した時点で4-3で楽天は勝っていたけれど、流れは完全にソフトバンクだった。
8回裏2アウトから出てきた福盛も悪くはなかったけれど、ホークスのサヨナラ勝ちが予感されるほど、勝てる気がしなかった。
ところが。
てっきり福盛が出てくると思っていた9回表のマウンドに上がったのは、マー君こと田中将大。
!?!?
いったい何が起きているか分からなかった。
自分の目を疑った。
長年野球を見ているけれど、ここまで唖然とすることは、なかなかない。
そして、球場の空気ががらっと変わったのを感じた。
一本のヒット、一つのエラーで流れが変わるのは何度も見ているけれど、出てくるだけで空気が変わる選手はそういるわけではない。
なのに、弱冠20歳、プロ3年目のマー君が、マウンドに立っただけで空気を変えてしまった。
マー君は迫力満点の気合の投球で、三者三振。
さっきまで当たりが出ていたソフトバンク打線が、面白いように空振りをする。
あの悪い予感が嘘のように、あっさり9回裏のソフトバンクの攻撃が終わり、楽天勝利!
まさかマー君が、ここまですごいピッチャーに成長しているなんて!
優勝がかかっているわけでもなんでもない、ごく普通の試合なのに、めちゃくちゃ興奮させられた。
球宴前の特別登板なのだろうが、彼の今後の可能性を十二分に確信!
すごいもの見れて、幸せだ。